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床の間

茶室の床の間は南向きであり、右明り、つまり明りが右方面から差すようにできている。床の間が「本床」と呼ばれるためには、下記の図のように条件がそろっていなければならない。


-床の間の床は畳敷あるいは薄縁であること。

もしも上記の条件が一つでもそろわなければ床の間は「略式床」とよばれる。

- 壁床(かべどこ)は、本床の条件が一つもそろわない床の間。壁の一部を床の間として掛軸が掛けられようにしてある。腰張はあっても無くてもよい。
-織部床(おりべどこ)は、壁床に織部板をつかったものを示す。織部板は、掛軸が傷まらないために使われる幕板のことを示す。
-置床(おきどこ)は、壁床の前に板や台を置いた床の間。
-釣床(つりどこ)は、落し掛けが壁床についた床の間 。

本床の条件がそれっていても標準的な形ではない床の間を「変形床」と呼ばれる。

-踏込床 (ふみこみどこ)は、床の間の床と室内の床の高さが同じレベルである床の間。しかし、両床の境界線ははっきりしている。
-蹴込床(けこみどこは)、階段の蹴込板のように、床框の部分が蹴込んでいる床の間。

-室床(むろとこ)は、天井が板ではなく、土壁がそのまま天井まで塗ってある床の間。
-袋床(ふくろどこ)は、前面の片側に袖壁がつけられた床の間。
-洞床(ほらどこ)は、袋床の落し掛けと袖壁の壁止めがなく、壁が塗り回しになっている床の間。
-龕破床(がんわりどこ)は、袖壁が両側につけられた床の間。

床の間は「形」、「位置」による名称に大きさによる名称にも分けられている。奥行きはあまり関係なく間口に対して名称がつけられているようである:

-升常(ますどこ)、半畳サイズ
-台目床(だいめどこ)、台目畳サイズ
-一間床(いっけんどこ)、丸畳サイズ
-七尺床(ななしゃくどこ)、七尺から七尺五寸サイズ (212-227cm)
-八尺(はっしゃくどこ)、(242cm) -九尺(きゅうしゃくどこ)。